「傷みにくいおにぎりの作り方は?」
「傷みにくいおにぎりの具とは?」
「傷みにくいおにぎりのごはんの炊き方は?」
おにぎりは、ピクニックや運動会、アウトドアやドライブなどどんな場面にも出番が多い食材の一つです。しかし、気温が高くなってくるとおにぎりも傷みやすくなってきます。
そこで今回は、傷みにくいおにぎりの作り方について紹介していきます。
傷みにくいおにぎりをつくるには?
傷みにくいおにぎりを作る上で大切なのは、雑菌をなるべく「つけない」「増やさない」が大切です。気温が高くなると、菌にとっては居心地いい環境になってしまうため、菌も増えやすくなってしまいます。
例えば、おにぎりを握る「手」、おにぎりを包む「ラップ」や「アルミ箔」、おにぎりのごはんの「新鮮さ」、おにぎりの具の「鮮度さ」がポイントです。
傷みにくいおにぎりを作るには事前準備が大切
傷みにくいおにぎりをつくる事前準備として、菌を増やさないことが大切です。おにぎりを素手で握ら居ないとしても、必ず手を洗うことは必須です。
手洗いをしてもなかなか汚れは落としきれいないのが現状です。手洗い方法として、指を一本一本丁寧に洗い、手のひらもまんべんなく石鹸をつけて洗うようにしましょう。これを2回繰り返すのがオススメです。
また、手洗いの後は、タオルではなくペーパーで拭くのが理想です。タオルをいくら洗濯したからと言って、汚れ全てが落としきれていなく、おにぎりは握る料理のため手を使って調理をします。
そのためにも手と直接触れるおにぎりのため、手はなによりも大きな要因ということを覚えておきましょう。
傷みにくいおにぎりをつくるときのポイント
傷みにくいおにぎりをつくるには、事前準備が大半を握っています。おにぎりを握る環境、手、衛生状況など。すばやくおにぎりをつくることも大きなポイントです。
おにぎりのお米の炊き方
傷みにくいおにぎりを作る場合には、お米もできるだけ新しいものを使うようにしましょう。傷みにくいおにぎりをつくる際は、具材の力を借り、菌と戦ってくれる「お酢」や「梅干し」と一緒に炊くのがオススメです。
お酢や梅干しと一緒に炊くことで、風味がお米に移らないか心配されるかもしれません。お酢は、炊くときの熱で、お酢特有の酸っぱさはとんでくれます。ただ、お酢を入れる量には注意が必要です。
梅干しは、お米1カップに対して梅干し1個を目安に炊いてください。
おにぎりの包み方
傷みにくいおにぎりを作る際には、おにぎりの包み方もかなりの重要なポイントです。炊きあがったお米から、ボウルに移しサクサクと湯気をとばし、5分ほど放置してから握ります。
このとき、放置したお米が入ったボウルの上に、お米がキッチンペーパーにくっつかないように、キッチンペーパーをのせてあげるのがオススメです。キッチンペーパーが、お米の蒸気を吸い、余分な水分を吸い取ってくれます。
おにぎりを包むとき、ついついやりがちな「おにぎりがまだ温かいまま」の状態で包むこと。おにぎりが温かい状態で包むことで、おにぎりのお米に含まれる水分が蒸発する際、ラップなどに蒸気が逃げ場がなく留まってしまいます。
蒸気が逃げ場がない状態が、長時間続くことで、傷みやすいおにぎりにもなってしまうので注意してくださいね。
おにぎりを包む海苔
傷みにくいおにぎりをつくる際に、意外にも関係のある海苔。おにぎりの海苔はついつい見落としがちな原因でもあるので、念のため海苔にも注目しておきましょう。
おにぎりを包む海苔が新品で未開封のものでも、傷みにくいおにぎりをつくる上では、「海苔を軽く炙る」のがオススメです。
海苔は水分を吸収する特性から、空気中の水分を知らず知らずに吸い取っている可能性があります。その水分がおにぎりに付着してしまい、傷みやすいおにぎりにしないためにも水気を吹き飛ばしておきましょう。
おにぎりの塩
傷みにくいおにぎりを作る際、欠かせないのがおにぎりの「塩」です。塩は、食材の長期保存するためにも使用されることが多く、例えば、漬物なんかにも、塩は使われます。
傷みにくいおにぎりを作るためには、塩の量とおにぎり全体にまんべんなく行きわたるように握るようにしましょう。
中には、塩分控えにする場合は、水分を吸収してくれるゴマなどを使用するのもオススメです。
おにぎりの具材
傷みにくいおにぎりを作る際は、おにぎりの具材選びはとても重要です。
温かいお米で包むおにぎりが、おにぎりの具材を劣化の原因にもなるので、長時間持ち運ぶおにぎりの場合には「美味しさ重視のおにぎり」よりも「傷みにくいおにぎり」の具材を選ぶようにしましょう。
傷みにくいおにぎりは包み方も重要!
傷みにくいおにぎりを作る際には、作る過程だけではなく、完成させたおにぎりを包むものにも注目していきましょう。
おにぎりをラップで包む場合
おにぎりを包む場合、手軽なラップを使用する方も多いことかと思います。ラップの役割は、食材を密封し、食材の乾きや汚れから守ってくれます。
傷みにくいおにぎりを作る場合は、直接手で握るのではなく、ラップを使用して握るのがオススメです。素手には、目には見えない汚れがついていることもあり、それだけで傷みやすい原因にもなりかねません。
またもしおにぎりを長い時間持ち歩くのであれば、握る用のおにぎりには、おにぎりを握る際にお米の水分がラップに付着していることもあるため。「握る用のラップ」「包むためのラップ」と、ラップをそれぞれ使用するのがオススメです。
おにぎりをアルミホイルで包む場合
傷みにくいおにぎりを作る際、アルミ箔を使用されることも多いと思います。アルミ箔は、ラップのように変形しにくく、アルミ箔にご飯粒が付き使いにくいデメリットも。
しかし、アルミ箔とおにぎりの間にスキマができ、おにぎりの通気性がよくなります。通気性がよくなると、おにぎりのお米の水分逃がし、ムレを防ぐのでオススメです。
傷みにくいおにぎりを作ろう
傷みにくいおにぎりを作ると一言に言っても、おにぎりを作る工程は何工程もあります。おにぎり一つでさえ、ただ握っているだけではありません。
お米を炊き、具材を準備し、包むこと一つ一つにも、「どうしたら美味しく食べれるか」「どうしたら美味しく食べてくれるか」という気持ちが込められています。
気持ちを込めているからこそ、「美味しいおにぎり」が出来上がります。傷みにくい気持ちがこもったおにぎりをつくる参考にしてみてくださいね。
コメント