「祖父が亡くなったとき、孫として何ができる?」
昔、よく遊んでくれたおじいちゃん。可愛がってくれたおじいちゃん。そんなおじいちゃんがなくなったとき、悲しくて悲しくて何も手がつかなくなるかもしれません。
しかし、両親は祖父のお通夜や告別式などの準備で、悲しいけどその心をグッと耐え、準備をしています。そこで今回は、孫の立場としてどんなことができるのか、やることのポイントを見ていきましょう。
祖父が亡くなったときやることとは?
祖父ともう会えないと思うと、今にも色んな感情が出て悲しいです。しかし、亡くなった直後の約1週間は、悲しんではいられないほどバタバタとしています。
両親は、実の親がなくなって悲しい気持ちを堪えてい葬儀などの準備をしています。孫として、親族として、両親や喪主のサポートとして、できることをみていきましょう。
②祖父が仲良かった友人や知人など亡くなったことを伝える
③葬儀で必要なものをそろえる
④マナーを身につける
⑤葬儀会場での受付
⑥お茶出し、買い出し
⑦お通夜で弔辞を読む
⑧子供のお世話
⑨香典
⑩弔問客へのお出迎え
⑪祖父の身の回りの整理
祖父の葬儀で孫としてできること
祖父の葬儀で孫としてできることは、まずは何よりも、喪主、施主のサポートをすることに努めてください。決して、単独な行動をしたりせず、相談しながら行うようにしましょう。
親族の代表として受付を行う
祖父の葬儀で、孫の立場としてできることの一つに「葬儀の受付」があります。今では、葬儀屋さんで受付をオプションとして付けることもできます。受付に関しては、基本的には喪主や施主の指示に従うようにしましょう。
もし、孫として受付を行う場合には、祖父の大切な方や親族にとって大切な方と遺族の代表となります。そのため、祖父に会いに来てくれた方には、来てくれた感謝と時間作ってくれたことへの感謝を伝えましょう。
「本日は、足元が悪い中、お越し頂きありがとうございます。」
「本日は、お忙しい中、お越し頂きありがとうございます」
と労い、お礼を伝えましょう。
弔問客へのお出迎え
祖父に会いに来てくれた方は、受付が終わると、葬儀場へ向かいます。その際に、祖父に会いに来てくれた方と祖父がすぐに会えるように、祖父がいる葬儀場へ案内をする、お手洗いの場所を案内するなど誘導するのも、孫としてできることです。
案内するときに気をつけることとして、歩くスピードやバタバタと足音は立てないように注意するようにしましょう。
お茶出しや買い出し
喪主や施主は、葬儀への打ち合わせややることも沢山あり、弔問客まで目にかけれない場合もあります。お茶出しや何か不足がある場合の買い出しは、積極的に行うようにしましょう。
弔辞の内容を考える
祖父のお通夜が終わり、葬儀当日故人へのメッセージとして、故人の生い立ちや思い出などを、「弔辞の内容を考えることを」を孫としてお願いされることもあるでしょう。
その場合には、祖父のことを思い出し、祖父へ伝えたかったことを考えておきましょう。どのようにまとめていいのかわからないという方は、今では葬儀屋さんでスピーチの方に「こんなことがあった」「こんな人だった」と伝えることで、上手くまとめてくれます。
葬儀のマナーを身につけておく
孫として、祖父の葬儀を参列する場合、祖父の最後の挨拶しにくれた、弔問客に対して祖父の顔を立てるためにも失礼のないよう対応には注意しておくことが必要です。
祖父に会いにきてくれた弔問客には、「お忙しい中ありがとうございます」と孫として遺族の代表として、しっかりと挨拶とお礼を伝えましょう。
葬儀で必要なものを用意する
葬儀に必要なものは、最低限の喪服、黒いバッグ、黒い靴、数珠だけでも用意しておきましょう。
親族だけで行われる家族葬の場合ではあまり気にする必要はありませんが、髪の色にも注意しておくのが望ましいです。例えば、派手な色の場合は黒いスプレーをしていくことも検討してみてください。
葬儀で孫が気をつけるべきマナー
孫として葬儀に参列する場合、お世話になった祖父の顔を立てるためにも、失礼がないように最低限のマナーを身につけておきましょう。
葬儀での服装のマナー
孫が、葬儀に参列する場合には喪服を着用します。男性女性ともに黒を基調としてものを着用しましょう。
祖父などの親族の葬儀の場合は、女性は基本的にスーツのようなパンツスタイルよりワンピースを選びます。ストッキング、バッグ、くつなど全て黒に統一し、化粧は基本はアイシャドーやリップ、チーク、ネイルなどはせずナチュラルに。
男性は、ネクタイ、靴下、くつも黒に統一し、髪型はワックスなどはせず整える程度にしておきましょう。葬儀の場合は、ネクタイピンはアクセサリーになるため控えます。
香典マナー
基本的には、祖父の葬儀に参列する場合には、香典は渡すのがよいでしょう。しかし、状況によっては「香典を遠慮」される場合もあるので、状況に応じます。香典を遠慮された場合は、ムリに渡さないのもマナーです。
香典の相場ですが、年齢によって異なります。まずは孫同士や姉妹同士で相談しておくのもトラブル防止にもなります。孫で結婚している場合は、自分の名前ではなく夫の名前を書きましょう。
一般的には20代は1万円、30代は1~3万円、40代以上は3万円~5万円が相場です。昼食など皆で食事をする場合や孫の自分以外に配偶者も参列する場合には、香典に5,000円程度プラスするか買い出しの金額を出すなどをしましょう。
そして、香典の金額は「4」→し。「9」→く。などの忌み数字の金額は避け、新札を包まないようにするのがマナーです。もし、新札しかない場合には、銀行で交換するか新札に折り目をつけるなど工夫をしていきましょう。
葬儀には余裕をもって1時間前に着くように行く
祖父の孫として葬儀のサポートをするためにも、葬儀がはじまる1時間前には葬儀場へ着いているようにしておきましょう。
万が一葬儀開始までに、遅れそうな場合には葬儀にきている親族や葬儀スタッフへ連絡し、到着した後は葬儀スタッフの指示に従うようにするのがベターです。
こんな時どうする?
突然の不幸で、祖父への葬儀をどうするかなど迷うこともあるとおもいます。そんなときは、まずは何よりも喪主や施主に報告をしていきましょう。
祖父へ供花を贈る場合
孫として、祖父に供花を贈る場合、喪主や施主に確認をしておきましょう。葬儀場によっては、外からの持ち込みを禁止している場合もあるため、独断で判断はNGです。
葬儀で祭壇や葬儀場に飾る花を手配する際、一括で「孫一同」と手配する場合も多いですが、祖父が読んでいた名前やフルネーム、「○○家」などで手配することも可能です。
遠方で参列が難しい場合
遠方だと、交通状況や天候状況などですぐに駆け付けることが難しい場合があります。
基本的には、可能な限り葬儀の日程に合わせて参列するのがよいですが、難しい場合には初七日、遅くても四十九日までには祖父に会いにいくといいでしょう。
体調が悪い場合
体調が悪い場合には、ムリに参列しないようにしましょう。
最後に祖父と会いたい気持ちがあると思いますが、体に負担がかかり喪主や施主に心配かけないことも、しっかりした孫としてできる最大限のサポートです。
しかし、参列ができない場合でも香典や弔電、供花を贈るなどできることがあります。そして、体調がよくなったときに、改めて祖父へ会いにいくようにしましょう。
祖父との最後のコミュニケーションを
祖父が突然他界してしまった悲しい気持ちに包まれるかもしれません。
しかし、祖父との最後のコミュニケーションとして、大切な祖父を送り出すためにも、孫としてマナーを守って葬儀をしていきましょう。孫として何ができるか、マナー以外にも喪主や施主をはじめ両親などの気持ちのサポートしていくのも行っていくのがよいです。
コメント