総合失調症になって③

総合失調症になって③ 楽しく過ごす

主治医の先生が「最近調子はどうか」と病室に会いにきてくれるも、私は入院したい気持ちが強い気持ちを伝えるが、主治医の先生は、「病気の症状が…」としか言ってくれず曖昧な返答にイライラ。

しっかりと今の自分の症状を伝えてほしいのに、主治医の先生も他の患者さんも抱えているため私との時間もしっかりととれないことが、不信感にかわり本人に「話ができないなら先生を変える又は病院を変えてほしい」とまでもお願いするも拒否。

家族にも反対され、私は私の気持ちはだれもわかってくれないと一人で行動もできない、入院生活について考えてみた。

私は、まだ本が読め、テレビ見れ、体を動かせる、言葉だって伝えれる。ふと、老人ホームにいる祖母のことを思い出した。

祖母は脳梗塞後遺症で麻痺しているから、何を言っているかわからない状態に+でとしのせいもあり認知症も。

祖母は、どんな思いで毎日を過ごしているのか、自分の想いを口に出して伝えれない気持ちはどんなにむなしいことなのか、そんなことを考えていると無性に祖母に会いたくなってきた。



私の家族は、本当に私のことを考えてくれて、入院生活で思ったことをノートに書き、着替えなどとりにきてくれたときに交換ノートをしていてくれている。

それなのに病気のせいだとはいえ、私は私の我儘に嫌気がさすも、どうにもこうにもならない自分の気持ちと毎日必死に戦っていました。

統合失調症。今までたかが統合失調症と思っていたが、いざ自分になるとされど統合失調症。

本当に辛い。

薬をしっかり飲んでいたら、症状も安定する病気でもありますが、今までとは違う生活になることは間違いない。

それでもずっと後ろを見ていても仕方がないので、前向きに考えを変えて”今までの自分”より”これからの自分”に考え方を変えていきました。

考え方を変え、レクやイベントごとにも積極的に参加していると、ある時主治医の先生から「もう退院しても大丈夫だよ」と。



詳しい日程とか決めていなかたったけど、退院できると言われて益々前向きに過ごすことができ、なるべく早めに退院できるように、主治医の先生に母の休みや主人の休みを伝えたり、自分のできることを積極的に行動し、9月末に退院。

たった一か月半の入院生活だったけど、諦めないでよかったと思っています。

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