総合失調症になって②

総合失調症になって② 楽しく過ごす

嫌な顔をしないどころか、私の話を熱心に聞いてくれたり、私の気持ちを考えて「わかってあげれなくてごめんね」と泣いてくれたりとてもいい家族をもったなと今では感じています。

精神疾患の病棟に入院しているものだから、本当に色んな方どの出会いに戸惑いもありました。突然泣き出す方、突然怒り出す方、本当にそれが毎日のように続くので、どんどん慣れてくる自分がいます。

ひどいときには、そこら辺で用を足す方や自分のしたものを人に見せてくる人も。

私は、一時的にひどい症状があったものの1週間、2週間、3週間と月日が経つにつれて症状が良くなり一ヵ月の入院生活で個別の一人部屋(監視カメラ付きの部屋)から大部屋に移ることができました。

私の病院は、電話も自由にすることもでき、家族からの病院も受け取ることができる良心的な病院だったため、毎日家族からの電話でなんとか入院生活を送ることができました。

しかし、夕方になるとくるなんとも言えない喪失感。まるでこの世に一人でいるような、これから私はどうなっていくのか…不安で仕方がない日もあり、その度に看護師さんに話を聞いてもらい、”とんぷく”という薬をもらう時も。



とんぷくという薬は、症状が悪化したときに飲む薬でもあるのですが、眠くて眠くて仕方がなくなる症状にもなり、夜20時に薬を飲みにいかなければいけないのに、20時と早い時間ですら起きていられないほど眠気が襲ってくる。

その度に、病室まで看護師さんが私を起こし薬を飲ませてくれる。

大部屋になったころでも眠くなってしまう症状が起きてしまうものだから、私は考えました。

夜ご飯は17時半。食べ終わるのが18時。そのあとに食後の薬を飲んで、すぐ自分のベットに行き仮眠すること。そうすると、19時過ぎに目覚め寝る前の薬をしっかりと自分の足で飲みに行くことができる。

寝る前の薬は、睡眠薬とアレルギーの薬なので、またそのあとのしっかりと眠りにつくこともできるようになりました。

朝は毎日6時起床。20時に寝ると6時前に目が覚める。目が覚めても大部屋なので、音出すことは迷惑にもなると思い、毎日音楽をヘットフォンで聞いて朝6時になるのを待つ時間もなんとも長く、色んな事を考えてしまう。



時には、家族を想い涙し、なんでこうなってしまったのかと考えてもわからないことを考え涙し、なるべく考える時間を暇にならない時間を作らないように徹することを考えて頭を常に忙しくするように本を読んだり時間をつぶす毎日。

←前回
総合失調症になって①

→続き
総合失調症になって③

コメント

タイトルとURLをコピーしました