「日本の水道水の水質が変わったけど安全なの?」
「水道からの水から体に害はある?」
「日本の水道水でもまずいと美味しいの差がある?」
日本の水道水は、2022年4月から水質基準が変わっており、農薬類の目標値の規制緩和さらた水道水になります。
そうなると「農薬が入っている水を飲んでいる?」と不安になることかと思います。
そこで今回は、今の日本(現2023年6月)の水道水は安全なのか?について紹介していきます。
日本の水道水に農薬が入っている?
2022年4月から日本の水道水の水質基準が変わりました。その中で注目は、「農薬類の目標値の規制緩和」です。
こう聞くと、今までになかった飲料用として飲める水ではなくなる?と、心配される方も多くいらっしゃいます。
そうではなく、もしも農薬が入ってしまっても体に害のないように水質目標基準をさげると解釈するのが正解です。
水道水に含まれる農薬とは?
・ホスチアゼート→有機リン系殺虫
今まで目標基準0.003㎎→2022年4月からの目標基準0.005㎎
・クロロピクリン→粘膜、角膜を刺激
今までの目標基準、設定なし→2022年4月からの目標基準0.005㎎
・ウニコナゾールP→体重増加、抑制
今までの基準0.04㎎→2022年4月からの目標基準0.05㎎
日本でも水質が違う!
実は日本の全て都道府県の水道水が「同じ水質」ではありません。
例えば、自然豊かなところはそもそも水源地がキレイな川などが多いのも特徴です。
実際に住民が水道水がおいしいと感じている都道府県ランキングは以下の通りです。
(参照│ranking.goo.ne.jp)
1位 | 熊本県 |
2位 | 福井県 |
3位 | 鳥取県 |
4位 | 静岡県 |
5位 | 茨城県 |
6位 | 青森県 |
7位 | 石川県 |
8位 | 富山県 |
逆に水道水がまずいと言われている日本の都道府県は、東京など首都圏が多くあります。
農薬以外でも水道水の水質注意!
日本の一般的な水道水は基本的に「健康面では影響はない」です。しかし、農薬の有無以外にも、水道水が「カビ臭い」「サビ臭い」などには注意が必要です。
かび臭い原因
水道の水源である河川や貯水池で、かび臭の原因を作る藍藻類が繁殖して水ににおいを付けることがあります。そのにおいを浄水場で完全に除去できなかった場合に、水道水がかび臭くなります。(参照│https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp)
サビ臭い、水が赤っぽい
水道管に発生した鉄さびが原因と考えられます。使い始めの水は、雑用水に利用するなどして、よく水を流した後にご使用ください。
赤水がお客さま宅だけで見られ、水を流していると数分間で澄んでくる場合には、宅内の給水管が原因と考えられます。原因の解消には給水管の交換をお勧めします。
工事等の影響で、広範囲で赤水がみられる場合には、水道局で配水管の排水作業を行い、原因の解消を図ります。
(参照│https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp)
水は、私たちが生きていくうえでも最も大切なものでもあるので、水に何か異変を感じたら”そのまま放置せず”水道局に問い合わせしたり、対処していきましょう。
水道水をより安心して飲む5つの方法
水道水には、消毒のためどうしても「塩素」などが使用されます。塩素はあくまでも、川などに生息する微生物がいるため、体に悪影響を及ばないするためです。
日本の水道水が安全に飲めるとわかっていても、水質が変わったり、水道管の状況や水源地によって水道水の美味しさなどの有無が変わってきます。
そんなときにオススメなのは、水道水を美味しく飲む5つの方法です。
水道水を沸騰させる
水道水には、塩素以外に不純物などが含まれている場合があります。水道水を沸騰させることによって、塩素や不純物が空気中に逃げてくれます。
水道水を「不純物を取り除くために飲む」場合には、15分以上の沸騰がポイントです。実は、水道水を沸騰させただけでは、そこまで意味がありません。
逆に水道水の含まれる「トリハロメタン」が、沸騰直後に濃度が濃くなってしまいます。トリハロメタンは、下水処理中の成分や水中のプランクトンなどのもととなる部分なので注意してください。
水にレモンを入れる
水道水に、レモンを入れることで、水道水のカルキ臭を緩和させ、スッキリとした飲み口になります。
セラミックビーズを活用する
水道水の汚れやカルキ臭などの匂いが気になる方は、水道水にセラミックビーズの使用がオススメです。
セラミックビーズには、無数の細かい穴があいており、その穴が水道水に含まれる不純物やカルキ臭のもととなるものがくっつき、美味しい水道水にしてくれます。
浄水器を活用する
これは定番ではありますが、仕事などで忙しいけど、美味しい水道水を飲みたい方は、やはり浄水器がオススメです。
日本の水道水は安全には飲めるものの、水道管の状況や水源地の状況によっては、水道水が美味しくないと感じる場合があります。
そんなときは、水道水をまた新たに「ろ過」してあげることが大事です。水道水をろ過システム利用することで、カルキや雑味が少ないまろやかな味になります。
紅茶の葉につける
水道水を紅茶の葉につけることで、紅茶の葉に含まれるビタミンCが水道水に含まれる塩素に反応し、水道水に含まれるカルキ臭が軽減する働きがあります。
日本の水道水を美味しく飲んでいこう
日本の水道水は、安心して飲むことができる大切な資源でもあります。塩素が含まれているのは、汚れなどの殺菌のためではあるものの、これがカルキ臭につながったり水道水が苦手という方もおられると思います。
沸騰させたりと水を工夫することで、美味しく水を飲むことができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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