「安いから、とりあえず買っておこう」
次々と食品や消耗品が値上がり、生活費をどうまわしていこうか頭を抱える人も多いのではないでしょうか。世の中の家計をやりくりしている人たちは、本当に毎日毎日、何をつくろうかと感無量で言葉も出ません。
しかし、どのように節約をするのかは、とても重要です。節約方法を間違えてしまうと、ストレスにもなってしまいます。
実際に友人と一緒にスーパーへ買い物をしたときのこと、友人A「これ安いよ、買う?」私「んーそんなにあっても使わないし…いいかな」友人A「えー私はとりあえず3つ買うわ!」と買い物カゴへ入れていました。
人それぞれ節約の方法が違えど、「どのようにお金を使うか」は大切ですよね。そこで今回は、やらないのがいい節約について紹介していきます。
節約しているのは「なんのため?」なのか、目的をしっかりさせよう!
最近多い、値上げ。毎月少しずつとは言えど、値上がりして食費の節約や光熱費の節約している方も多いのではないでしょうか。
値上がり商品が増え、「どれが安いのか」「セール店はどこか」など、毎日いかに食費に「お金をかけない」かと、工夫されている方も多いと思います。
食費にかける金額が少なければ、少ないほどもちろん生活費にうるおいが生まれ、余裕が出てきます。しかし、頑張っているときこそ見直してほしい部分でもあります。
栄養が偏っていませんか?
節約を意識しすぎるあまりに、栄養は偏っていませんか?例えば、スーパーでよくセールされる「お肉」やお手軽な「パン」などと、栄養は偏っていませんか?
スーパーのセールや安いものを中心にすると、朝はパンで今日の夜は、生姜焼き。明日は、焼肉丼、次の日は焼きそばと「肉と少量の野菜と炭水化物多め」になりがちです。
お弁当を持って行っているご家庭では、「冷凍食品のオンパレードで茶色一色」なんてことはありませんか?冷凍食品は、揚げ物やお肉系がどうしても多くなりがちで野菜が少なくなる傾向にあります。
食費を節約する上、献立も毎日違うとなると、本当に毎日朝から「今日のごはんはどうしよう…」と悩みます。しかし、冷凍食品は大体6個入りで250円前後です。お弁当に5品入れるとしたら「250×5=1250円」です。一つを手作りの卵焼きにしたとしても「1000円」です。
結構いいランチができます。確かに、冷凍食品はラクを手に入れ時間が生まれます。しかし、健康を考えても食費を考えても結果的には手作りのもののが節約につながります。
食事の量が少なくありませんか?
食事の量を減らすことで、ダイエットにも節約にもなり一石二鳥と思っていませんか?食事の量を減らすと「しっかりと食べていない気がする」と脳は勘違いを起こしてしまいます。
例えば、朝は100g程のヨーグルト昼はおにぎり1個とお味噌汁。夜はお肉100gと汁物など。1日の朝、昼、晩の「ごはんのメニューだけ見たら」少ない量です。しかし、ごはんをしっかりと食べていないことが原因で間食でお金をかけている場合もあります。
ごはんのメニューだけで見たら、お金もかかっていませんが、結果的に節約にはなっていません。栄養も不足して風邪をひいてしまうこともあります。
「安い」だけで買っていませんか?
節約のためにと、スーパーへ買い物に行ったとき「使う食料を見る」のではなく「安い金額のものを」探していませんか?節約に力を入れすぎてしまうために、実は多くの方がやりがちのパターンです。
広告チラシを見て安さに感激し、スーパーへ行く。何につかうのか決まっていないうちに、「安いからとりあえず多めに」購入しておく。料理が苦手でそのような買い方のパターンが多い方は、要注意です。
例えば、キャベツが安くなっていた。今日は、ロールキャベツをつくろうと決めます。材料は、キャベツにひき肉にコンソメに玉ねぎに牛乳に…次の日は、キャベツで何作ろう?と、別なメニューを考えます。
材料を買っていくうちに、どんどん日数が経って前に買った「牛乳が腐ってしまった」と、食材が腐ってしまったということもあります。
通年の安い食材より「旬なもの」を選ぶと栄養も節約もできる
節約を心がけるなら、安いものより旬な食材を選ぶのがオススメです。
旬のものは、その季節に合った栄養がとれて新鮮なものが多く、しかも美味しいものばかりです。旬なものがわからないという方は、まず大体スーパーへいくと「今が美味しい」「今が旬」などスーパーのポップにも注目するといいでしょう。
春の旬なもの
夏の旬なもの
秋の旬なもの
冬の旬なもの
節約は、安さより栄養があるものを選ぼう
栄養があるもの=高いと思う方もいるかもしれません。しかし、節約に固執しすぎて「ストレスがたまる」「風邪をひいてしまう」「食事では満たされなく間食や他でお金をかけてしまう」と、本末転倒です。
節約を考える今だからこそ、「どうやって節約していくのか」「何で節約しているのか」と、節約の目的を見失わないように生活を充実していくことも大切です。
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