カエル足ストレッチで違和感?正しい方法と症状について解説

横に倒しているストレッチ 健康

「カエル足ストレッチをして違和感を感じる」
「カエル足ストレッチ効果がない」
「カエル足をして足が痛くなった」

カエル足ストレッチをすることで、股関節の詰まりを解消し足痩せや体全体の巡りをよくすることでも有名なストレッチ方法の一つです。

しかし、カエル足ストレッチには効果を感じられる方と逆に足や股関節、腰辺りに違和感を感じる方もいらっしゃいます。

それは、一人ひとり骨格の違いによって、主な骨格の構造が同じであっても、体のクセやズレなどで、骨格の位置が異なります。そのため、人によってはカエル足ストレッチを行うことで、違和感を感じることもあります。

そこで今回は、危険なカエル足ストレッチ方法と症状について紹介していきます。



危険なカエル足ストレッチとは?

「!」マークの積み木

カエル足ストレッチは、普段使わないような筋肉や関節部分をほぐし、伸ばすことがカギとなるストレッチ方法です。

そのため、ついつい動かしにくい部分を「普段、動かしていない部分だから」と念入りにやりたくなりますが、一度に一つの場所に力を加えるのは危険です。



一か所に体重をかけている

体重のせているストレッチ

ある一か所に、体重をかけてカエル足ストレッチをすると、一か所の部分には相当の力が加わってしまいます。ムリな体制でカエル足ストレッチをすればするほど、骨や靱帯などはその分強く負担がかかります。

特に、注意しなけらばいけないのが「四つん這い」になる体制のストレッチです。カエル足ストレッチの四つん這いの体制で重要なのは、足の向きです

足の向きが骨に負担がかからないようにしているのか、柱部分である手、足が肩や関節と並行に位置しているのか、体重は均等にムリしていないかなど、カエル足は簡単なようで骨や体の構造を理解していないと負荷が大きくなる恐れがあるストレッチでもあります。

多くの方のカエル足ストレッチは、膝に体重がのっていることが大きいので丁寧にゆっくりと行うようにしましょう。

いきおいをつけている

ストレッチ

カエル足ストレッチをする際に、こんなストレッチ方法があります。

カエル足のように見立てて、仰向けになり足の裏をくっつけて、ひし形の形にするカエル足ストレッチ方法です。この時、股関節や足の付け根に痛みを感じにくくさせるには、ある程度の”ほぐし”が必要です。

カエル足ストレッチを勢いをつけておこなったり、リズムにのって行うことで、股関節や足の付け根、腰周辺は「急激に強い負荷」がかかってしまい痛みの原因になりかねません。

カエル足ストレッチを行う目的は、「股関節のほぐし」「体の巡りをよくする」です。そのためにも、カエル足ストレッチの一つ一つの動作は”丁寧に、ゆっくりと、自分のペース”で行うのが理想です。

カエル足ストレッチで危険な症状とは?

カエル足

カエル足ストレッチを行ったあと、股関節や足、腰などに違和感を感じることはありませんか?多くの方が、SNSなどでカエル足ストレッチをオススメされていますが、股関節や足、腰に痛みがある方は、カエル足ストレッチをする前に病院で相談することをオススメします。

体に痛みがあるのにも関わらず「足痩せしたいから」と、独自の判断でムリにカエル足ストレッチを行うと、かえってケガや体の不調の原因にもなりかねません。

一人ひとり顔が違うように、骨の作りや場所、サイズも一人ひとり違います。違和感や痛みを感じた場合には、すぐにやめて安静にし状況に応じて病院へ行くようにしましょう。



関節に違和感

足を触っている女性

カエル足ストレッチをする上で重要なのは、ムリしないことです。

足や股関節などの関節を動かせる範囲は、ある程度決まっています。

右の手のひらを天井に向け、左手でゆっくりと右手の手のひらを床へと動かしてみてください。ある程度の伸ばすことで、痛い気持ちいいという感覚になっていきます。この感覚がベストです

それ以上ムリに伸ばそうとすると、強度の負荷がかかりケガの原因になります。

それと同様に股関節にもある程度、可動域が決まっています。骨盤には足の付け根からひさ部分の大きな骨にはまるような「寛骨臼(かんこつきゅう)」という受け皿があります。

ムリに可動域を広げようとすることで、股関節と足の付け根部分の骨に”ねじり”を生みます。ねじれてしまうと、関節が不安定になり歩くと傷みや違和感を感じることがあります。

腰が痛い

腰を手でさすっている
カエル足ストレッチには、股関節をほぐすために、足を立て内側へ倒すストレッチ方法と外側へ倒すストレッチ方法があります。

そのとき、内側は倒しやすいけど、外側へ倒すと傷みを感じてしまう場合がある方はこのカエル足ストレッチ方法は一度中断しましょう。逆も同じです。

傷みを感じているのにも関わらず、行うことで「傷みをかばったストレッチ」になってしまいます。痛みを感じたまま行うことで、不自然なカエル足ストレッチになってしまい正しいストレッチ方法ではなく、腰に負担がかかるストレッチになる可能性もあります。

お腹に力を入れて、股関節に痛みを感じない程度で動かすようにしていきましょう。

膝の痛い

膝に手を置いている

カエル足ストレッチの一つのストレッチ方法に、四つん這いになる体制があります。このときの足先の向きには、外向きでされている方が多いですが、はじめのうちは足が内側にするようにしましょう。

足先が外側に向いてカエル足ストレッチを行うことで、股関節に伸びを感じることができますが、はじめから急激に行うことで、傷みの原因になってしまいます。

足先を外側に向けて行うカエル足ストレッチをする際は、ある程度股関節がやわらかくなった時期に行ってみてくださいね。



カエル足ストレッチをするときは「痛気持ちいい」の感覚が大切

横に倒しているストレッチ

カエル足ストレッチを起きたら行う、寝る前に行うことで体の巡りがよくなり、体が軽く感じることができます。

しかし、違和感や傷みがあるのにも関わらず、ムリなカエル足ストレッチを行ってしまうと、体の歪みやケガの原因にもなります。

正しいカエル足ストレッチをするには、「痛気持ちいい」という感覚を感じるまでにしましょう。

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