「運気をあげて今年もいい年にしたい」
新年があけ、もうすぐで節分。節分は、「厄」→病気やイヤなことを追い払う(これを鬼と見立て)に打ち勝つための大切な行事の一つです。
節分は、旧暦では「お正月」ともされていました。そのため節分以降が本当の1年の始まりとも言えます。そこで今回は、運気をあげるための恵方巻の食べ方について紹介します。
節分にやっておきたい5つのこと
節分は、本当の意味のお正月とも言える大切な日です。七福神様をはじめ、年神様を気持ちよくお出迎えできるようにしておきましょう。
鬼を出し、福をお迎えするために
節分は、季節の変わり目の厄を鬼に例えた行事ことの一つです。節分にしっかりと鬼(厄)を出し、福(神様)とお迎えするには、家の掃除は欠かせません。
特に、玄関。玄関は鬼が出ていく場所、福がお迎えする場所です。もし玄関に余計なものがあると、鬼は出ていきにくく、福は入りにくい状況になってしまいます。
節分までには、玄関はキレイに整理整頓し、ぴかぴかにしておくのが理想です。
小豆を食べる又は豆を食べる
今年は和菓子がラッキーフードです。それにちなんで、できれば小豆、なければ大豆でも大丈夫です。また、節分の豆まきには、赤い豆が魔除けとされ「小豆」が使用されていました。
しかし、小豆が効果のこともあり、次第に大豆や落花生と時代の変化と共に魔除けのアイテムの種類も変わってきています。
また、ここで大事なのは、節分に使う厄払いのための豆は必ず炒るようにしましょう。
もし厄払いのために使用した豆を1粒でも拾い忘れてしまったら、次第に芽が出てしまいます。これは決していい芽とは言えません。そのためにも炒ることは忘れないようにしましょう。
豆撒きは、厄が来やすい夜にやる
節分に行う「豆まき」は、夜に行うのが一般的です。夜に、悪い物=厄=鬼が来ると考えられています。ハロウィンでも、厄にまつわるものは、夜に来ると考えられているようです。
しかし、厄払いのための準備は夜までの行わなければなりません。豆を炒り、炒ったら升や木の箱など、通気性よく神棚や神棚がない場合は、高い位置に白い紙と一緒に置くようにしましょう。
恵方巻の具は7種類
恵方巻の中身が7種類使われる理由には、7つの神様にちなんで7種類の具材を使われています。
7種類の神様と言えば、七福神様です。七福神様を具材に表し、具材にそれぞれの願いを込めて作っていきましょう。
吉方向を見て食べる
2024年の吉方角は、東北東です。
恵方巻の「恵方」とは、その年の神様とも言えます。毎年、恵方というのは変わるのですが、恵方に向かって何かをすることでスムーズに事が運べるなどいい意味を表しています。
恵方巻具材の意味
恵方巻を食べるあたって、中身の具材の意味を知っておくことで、その年の恵方巻の意味を
ウナギやアナゴ
アナゴは、見た目がウナギにも似ていることからいい意味を込められています。ウナギでよく使われるのが「うなぎ上り」。ウナギのように、上に行く、上昇、出世、などいい意味があります。
かんぴょう
和食のわき役ながら、重要な役割を果たすかんぴょうには、細長いことから「長生き」の意味が込められています。
キュウリ
キュウリ→9の利→9つのいいことを意味します。
出汁巻き卵
黄色の食べ物には、黄色→金を連想させることで、金運アップの意味が込められています。
桜でんぷ
桜でんぷとは、鯛や鱈などの白身魚を食紅でピンク色付けしたものです。めで鯛とピンクの鮮やかさの縁起のいいという意味が込められています。また、国産でも食品メーカーによっては着色料が使用されているものもあります。
椎茸煮
椎茸の形って、傘、笠に似ています。かさは、雪や雨など外からくるものから身を守ってくれるアイテムです。そのことから、松茸煮も身を守るという意味が込められています。
エビ
エビは、長いひげに曲がった腰が老人に似ているという例えから来たものです。新たに始まる1年が、健康で長生きという意味が込められています。
恵方巻でやってはいけないこと
選び抜かれた具材と、恵方の方向を見て食べる恵方巻。幸せをつかむためにも、恵方巻でやってはいけない食べ方を紹介します。
恵方巻を切る
恵方巻を食べる意味として、恵方を得ることです。その恵方巻を切ると、いい縁や幸せを切ることに繋がる意味を表してしまいます。
どうしても長い恵方巻を食べることが出来ない場合には、今では食べきりサイズの恵方巻も販売されているのでチェックしてみてくださいね。
恵方巻を話しながら食べる
恵方巻は、恵方を体にとり入れることが重要です。7つの福の神様たち、具材に込められた縁起のいいものを、こぼすことなく摂りこむことが恵方巻の一環です。
話しながら食べてしまうと、せっかく恵方巻でいい縁、恵方をとり入れても口から逃がしてしまうこともあるので、話しながら食べるのはNGです。
恵方巻を一気に食べる
恵方巻を一気に食べるという風習も中にはあります。しかし、恵方巻とは言えど噛みにくいのりに7つと沢山の具材、お米などとても一気に食べれないです。
一気に食べてしまうことで、喉につまらせたり、むせたりしてしまうことも考えられるので、ムリをせずゆっくりと食べることをオススメします。
2024年東北東を向いて、恵方巻きを食べよう
旧暦では立春の前日がお正月とされていました。今年2024年の立春は2月4日。ということは、2月3日が旧暦ではお正月となります。
本当の意味でも新年の幕開けと言ったところでしょうか。節分以降が本当の1年のはじまり。そのためにも、節分で食べる恵方巻を今年の年神様に、ご挨拶とこれからの願いを込めて恵方巻を食べていきましょう。
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